KP PEOPLE
06
設計・専門技術
N.Y.
原子力事業本部
原子力工事部 工事グループ
2011年入社
入社理由
学校では建築を学んでいたので、建設にかかわる仕事に就きたいと求人票を調べていたところ、関電プラントを見つけました。一学年上の先輩が入社していることを知り、電話で話を聞くと、「電力供給に関連する設備の保守管理」とのこと。やりがいや使命感の持てる仕事だと感じ、興味を持ちました。
発電所がどのようなものかよく知らなかったので、美浜原子力PRセンターを訪問したのですが、原子炉など、想像を超える規模の設備がいろいろあることを知って「スゴい!」と感じ、志望の気持ちが高まりました。
業務内容
入社2年目のとき、当時の上司から「社内で溶接士を募集しているが、チャレンジしてみないか」と声をかけられたのがきっかけで、溶接士の道を歩み始めました。現場監督とは異なる道を進むことに不安は感じたものの、「自分の手に職をつける」ことにわくわくする気持ちもありました。
現在は、溶接士の主要資格もほぼ取得し、事業本部で溶接関係の社内手引きの改訂や溶接訓練管理、溶接技術検証などに携わる一方、全国各地の当社の施工する現場に出張して実際に溶接を行ったり、溶接の作業責任者を務めたりしています。
心に残るエピソード
「溶接技術交流会」という催しがあります。関電プラントや同業他社で溶接作業に携わる人が集い、交流を図るというもの。普段の業務で困っていることについて意見交換したり、模擬大会を開いて溶接の技術を競い合ったり。
関電プラントには、私と歳の近い溶接士がほとんどいないのですが、交流会では他社に在籍する同年代あるいは自分より年下の溶接士の技術を目にすることで、「自分も負けていられない」と、良い刺激を受けました。
やりがい
自分の溶接した箇所が現場に残るので、目に見えるものを手がける達成感や充実感が得られます。場所によっては溶接ビード(跡)を目視できる箇所もあり、それを見ると当時を思い出します。まったく思うようにいかなかった最初の頃と比べると、今は溶接ビードもずいぶんきれいになりましたが、先輩のビードを見ると「自分はまだまだだな」と思います。
「溶接のやり方に決まった正解はない」というのが先輩の教え。他の人のやり方を見て学びながら、自分流のやり方を見つけていくしかありません。これだけやっても、まだまだやるべきことがある。その奥深さこそ、溶接という仕事のやりがいだと感じています。
これからの挑戦
毎年、全国規模で「溶接技術競技会」が開かれています。さまざまな会社から「我こそは!」という溶接士が集まり、その技術を競う大会です。ここで、県大会優勝と、全国大会入賞を果たすのが今の目標。溶接の仕事に就いて2年目から出場していますが、最初は勝負になりませんでした。それが4、5年目になると、上位入賞者との得点差がかなり縮まってくるようになったので、近いうちには目標を果たしたいと思っています。
また、高い技術を持つ溶接士の先輩は、社内の他部門や他社からお声がけいただくことがあり、自分も早くそれくらいの技術を持つ溶接士に成長したいと思います。
学生へのメッセージ
いろいろな先輩がいますが、気さくな人が多いので、輪の中に溶け込んでいきやすいと思います。一見こわそうに見える人でも、実は優しく、話しづらいということもありません。先輩や上司に対しても、言いたいことは言える雰囲気があります。関電プラントは、人と協力して進める仕事が多いので、人とかかわるのが好きな人や、人づきあいが得意な人が向いていると思います。
業務開始、朝礼・体操
打ち合わせ
現場に移動して危険予知活動
作業準備
溶接作業開始
昼食
溶接作業再開
溶接作業終了、後片づけ
翌日の作業内容確認
記録整理
退社