放射性廃棄物の低減および作業を効率化

原子力発電所の廃止措置において、放射性廃棄物を低減することは、管理・処分のコスト削減や、廃棄物量の低減による環境への配慮につながる大きな課題です。当社の開発した配管縦割り装置は、放射性廃棄物の低減および作業の効率化が期待できます。

特徴

本装置は、その名のとおり配管を縦に半割れする装置です。
配管の内面は、系統によって汚染しているものがあるため、除染および汚染検査(サーベイ)が必要となります。しかし、口径50A以下の配管になると配管内面を汚染検査する装置が入らず検査することができません。それによって、解体廃棄物を低レベル放射性廃棄物とするか、クリアランス処分にするか判断できません。
本装置は、配管を縦に半割れし、内面を露出させることでこれらの問題を解決。さらに押切切断のため、切粉などの2次廃棄物をほとんど発生させません。
また、配管を装置にセットし、装置を起動するだけの簡単作業なため、特別な技術力や養生が不要で、コスト削減に大きく期待できます。

【装置仕様】

全長 1,500mm
全幅 1,035mm
全高 1,389mm
重量 1.1ton
電源 AC200V
切断速度 875mm/min(60Hz時)※インバータ可変速
切断力 10ton以上
切断方法 ナイフ刃による押切切断
配管縦割り装置
配管縦割り画像
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