作動油浄化装置(PEC)

設備の健全性を維持する制御油を適切に管理

原子力・火力発電所のタービン制御油には、リン酸エステルが使用されています。
制御油中の不純物によってサーボ弁の動作不良等が発生する可能性があることから、制御油の適切な管理が設備の健全性を維持するうえで重要です。

特徴

本装置は、「イオン交換」、「水分除去」、「微小粒子除去」の要素技術を組み合わせることにより、清浄性、低水分性、高潤滑性を達成する画期的な製品です。
発電所で使用・保管されているリン酸エステル油を浄化することで、再使用が可能となり廃棄物低減・コスト削減を可能とします。

  1. イオン交換樹脂により、酸、金属塩等の不純物を取り除きます。
  2. 浸透膜により、水分を除去します。
  3. 高性能フィルターによって微粒子を除去します。(1μ/3μ)

【使用条件】

  1. 使用電源:AC200/220V 50/60Hz
  2. 使用空気:ドライエアー 0.55MPa(供給条件による)
  3. 装着運転温度:54℃~66℃

【浄化性能】

  • 対象油:リン酸エステル油
  • 動粘度:粘度特製に変化無し
  • 全酸価:0.10mgKOH/g以下
  • 水分値:500ppm以下
  • 全塩素分:50ppm以下
  • 汚染度:NAS5級以上
施工・販売実績
  • 北陸電力(株) 志賀原子力発電所(納入)
  • 中国電力(株) 島根原子力発電所(納入)
  • 九州電力(株) 玄海原子力発電所
  • 中部電力(株) 浜岡原子力発電所
リン酸エステル浄化装置(例)
リン酸エステル浄化装置(例)
リン酸エステル浄化装置(例)
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