火力・原子力発電所の回転機器の状態監視保全のツールとして、振動を測定することにより、軸受の異常、バランス異常等が発生していないかどうか診断するシステムです。
本システムは、旭化成(株)の工場をはじめ電力会社の発電所他で採用されている優れた診断システムです。
特徴
本システムには、次のような利点があります。
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振動測定器は簡単な操作で振動値の同時測定ができ、FFTの一括計測も可能です。
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測定用座(スタッド)を取付けることで、測定者に起因する測定誤差(測定点の相違、押付圧による誤差)がない安定した測定を実現できます。
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異常診断ソフトによる周波数分析の評価、過去データとの比較等の機能が充実しています。
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蓄積された測定データを基に、診断技術者による各機器固有の最適な管理値の設定を実現できます。
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経験豊富な技術者による回転機器の詳細診断を実施し、最適な対応策をご提案します。
【機器仕様】
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波形解析:全モードの同時計測(加速度、速度、ベアリング加速度)
生波形保存計測時間:標準、2倍、4倍、8倍
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振動測定基本機能
加速度:1k~30kHz、速度:10~1kHz、変位:10~1kHz、
ベアリング加速度:5k or 10k~ 30kHz、クレストファクタ:5k or 10k~30kHz
- 周波数帯は高感度プローブ使用時
FFT手動・自動取得機能、生波形手動・自動取得機能
- 前期モデルVibro-collector®とデータ互換性あり
施工・販売実績
- 北陸電力(株) 志賀原子力発電所
- 中国電力(株) 島根原子力発電所
振動測定器
固定センサー
現場設置データ収集ボックス
測定用座